食品工場のすべて

【清掃の時間が殆ど?】食品工場の仕事の5割は清掃である/5Sと7Sについての解説も

こんにちは。食品工場従事者のサカイです。

本日の記事では食品工場で働く上でとても大事な清掃について書きます。

食品工場での作業内容と言ったら何を思い浮かべますか?

食品を製造しているわけですから食材をカットしたり、調理したり、盛り付けたり、トッピングしたり、仕分けしたり、といった作業を思い浮かべる方が多いと思います。

もちろん、このような作業もします。しかし、もう一つ大事な作業があります。

それは、「清掃」です。

今回の記事では、食品工場で働く上で最も大切といっても過言ではない清掃についてお話しします。

とにかく衛生的に

食品工場の仕事の半分は清掃といっても決して過言ではありません。食品工場では人の口に入る食べ物を作っているわけですから、とにかく衛生的でなければなりません。

まな板や包丁はもちろん、食材を入れるボール、ザル、バット。他にも作業台やベルトコンベア、各種機械。食品が触れるものすべてを衛生的に保たなければなりません。

つまり常に清掃や洗い物に追われながらの作業になります。

家庭で料理する場合でも、洗い物って結構大変ですよね。食器を洗ってタオルで拭いて、元の位置に戻して…。で、最後にシンクも洗って…とかなり面倒です。

食品工場での製造量は家庭の比ではありませんから、当然、清掃もめちゃ大変です。

しかも、食品工場の場合、洗い残しは絶対にあってはいけません。我々の業界ではこのような洗い残しのことを「残渣(ざんさ)」と呼びます。

残渣があると、菌やカビが繁殖し、それが製品に混じると不衛生です。また、残渣の形状によっては異物混入にも繋がってしまいます。なので、しっかりと丁寧に洗います。洗った後は目視による入念なチェックが必要です。

あるいは、第三者に汚れがないか確認してもらいます。自分では綺麗にしたつもりでも、他の人に見てもらうと見逃した洗い残しが見つかるものです。

また作業後は床や排水溝の掃除もします。特に排水溝は常に綺麗な状態を保たないとすぐに虫が湧くので徹底的に清掃します。

アレルゲンが厄介

食品工場がこれほどまでに徹底的に清掃を重視する理由のひとつにアレルゲンの存在があります。現代人の多くは何かしらの食物アレルギーを持っています。

ちなみに症例数の多い7種類のアレルゲンを特定原材料と言います。

7大アレルゲンは、

  1. 牛乳
  2. 小麦
  3. そば
  4. 落花生
  5. えび
  6. かに

この7大アレルゲンは重篤な症状を引き起こす可能性があります。

故に、この7つの食材を使用した場合、清掃が大変になります。だって、エビやカニやソバの残渣がほかの製品に混入し、それを食物アレルギーの人が食べたら…。大変ですよね。

なので、アレルゲン食品を取り扱う場合は清掃も大変になります。

よく商品のパッケージに

「本工場ではエビ・カニを扱った製品も製造しています」

と記載されていることがあります。これはつまり、

「この商品にはエビ・カニは入っていないけど、工場ではエビ・カニを使用した製品のラインナップもあるから、大丈夫だとは思うけど一応気をつけてね」

という意味が含まれているのです。

サカイ

サカイはエビとカニを食べると唇が腫れぼったくなります。あと、加熱していない卵を食べると体中痒くなります。現代人の多くは何かしらの食物アレルギーを持っているので清掃は重要なんです。

ついでに、5Sと7Sも覚えておこう

みなさんは「5S」というワードをご存じでしょうか?「5S」と書いて「ごーえす」と読みます。人によっては「ごえす」という人もいます。

5Sとは、

  1. 整理
  2. 整頓
  3. 清掃
  4. 清潔

なんか小学校のポスターとかでありそうな感じですよね。

意味は、

  1. 整理 必要なものと不要なものを区別する。工場はモノがすぐ増えていくので、不要なものを捨てる。
  2. 整頓 必要なものを誰が見ても綺麗且つわかりやすい状態にし、取り出しやすい状態にする。
  3. 清掃 床や壁や作業台や機械などを綺麗な状態にすること。
  4. 清潔 「整理」「整頓」「清潔」の3つを実行すると自ずと清潔な空間が生まれます。この清潔な空間を維持すること。
  5.   上記4つを習慣づけること。

5Sとは簡単に言うと、全従業員が常に「片づける」なり「綺麗にする」なりしてピカピカな工場を保ちましょう!ということです。

この5Sというのは製造業や物流業界などを中心に様々な企業で取り入れられています。

清掃の重要性が大きい食品工場では「5S」をさらに進化させた「7S」が取り入れられています。

プラスされた2Sは

  1. 洗浄
  2. 殺菌

です。


食品工場ですから、目に見えない汚れレベルまで洗浄・殺菌しなければいけません。熱湯やアルコールや次亜塩素などを用いて病原菌を滅菌しようというものです。

このように、食品工場では、5Sあるいは7Sという考え方を取り入れ毎日生産と清掃を行っているのです。

サカイ

「洗浄」「殺菌」の代わりに「しっかり」「しつこく」と呼ぶ場合もあります。

まとめ

食品工場の仕事内容といえば、野菜のカットやラインでの盛り付けや仕分けを思い浮かべる人が多いですが、実際、食品工場の仕事の5割は清掃です。

とにかく清掃です。一つの作業の区切りがついたらまず清掃です。洗い物は大量にあります。バットも天井近くまで山積みになっているのを洗います。適当に洗ってはいけません。洗い残しがあると不衛生ですし、異物混入にも繋がります。

また、アレルゲン食品を扱った場合はとくに徹底的な洗浄が必要です。

清掃の際には「5S」「7S」という考え方を取り入れて清掃している食品工場は多いです。

というわけで、「これから食品工場で働こうかな?」と考えている方の参考に少しでもなれば幸いです。

では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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ABOUT ME
サカイ
24歳からコンビニ系の食品工場で6年程パート勤務。その後、転職し冷凍食品系食品工場で正社員として働いています。食品工場で実際に働くリアルなキモチを執筆しています。 サカイのツイッターはこちら

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