こんにちは。食品工場従事者のサカイです。
本日は「食品工場で働くことは底辺なのか?」というテーマで深掘りします。
サカイは学生時代のクラスメートと久しぶりに会ったとき
いま、サカイどんな仕事してるの?
と質問され
食品工場で働いてるよ
と答えるとき、モヤっとした心持になることがあります。
なぜ、モヤっとなるのか。それは、サカイ自身が食品工場という職種に底辺とまではいかないまでも、ネガティブな想いがあるからに他なりません。
というわけで、今回の記事では
食品工場で働くことは底辺なのか?
について、食品工場従事者歴15年のサカイの見解をお話しします。
結論:客観的に見て底辺ではない。むしろ誇らしい仕事です
まず、初めにスバリ言いますが、食品工場で働くことは決して底辺ではありません。
では、なぜ「食品工場で働くこと」が底辺と言われるのか?
それは、
誰にでもできる単純作業だから
でしょう。
食品工場の仕事というと、ライン作業を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
ベルトコンベアーからひたすら流れてくる製品に、たとえば、お弁当であれば、梅干しやら漬物やらポテトサラダやらを何時間もひたすらトッピングし続ける、みたいな。
たしかに、食品工場の仕事のメインはこのようなライン作業です。誰にでもできる単純作業です。
食品工場ではライン作業以外にも、
- 調理部門
- 仕分け部門
- 営業部門
- 品質管理部門
- 製品開発部門
など様々な部署あります。「食品工場=単純作業」というのはあまりにも短絡的な考えです。
なぜ引け目を感じるのか?
- エンジニア
- 広告代理店
- ウェブデザイナー
- オフィスでビシッとスーツを着用して商談するtheホワイトカラーなサラリーマン
こういう職種の方と比較すると、食品工場従事者は引け目を感じてしまいます。
でも、ここで、ちょっと一旦立ち止まって考えてみませんか?
なぜ「引け目」を感じるのか?、と
サカイが思うにこの「引け目」の理由は
広告代理店って漠然となんかオシャレっぽいじゃん
だって、ほら、エンジニアって響きからしてかっこいいじゃん
というような
非常に薄っぺらい、上辺だけの表層的な理由
であることに気づくと思います。
本来、仕事というのは、
お客様に対して価値ある商品やサービスを提供し喜んでいただくこと
ではないでしょうか?
であれば、食品工場での仕事はお客さんに大きな喜びを提供しています。
人間は食べなければ生きていけないですし、「食」は最高の娯楽でありエンターテイメントです
つまり、食品製造業とは、人が生きていくうえで必要不可欠な職種です。
食品工場という職種はインフラといっても過言ではありません。
これは、どういうことかというと
会社が倒産する可能性が低い
ということです。つまり、安定した収入を永続的に得ることが出来るのです。
服のショップの販売員ってオシャレな美男美女が働いています。
ショップの販売員として働いているサカイの友人は、年収200万程度とのことでした。
一見華やかな世界に見えますが、収入が低い業界です。ショップで試着をしてサイズや色味を確認した上でネットで購入するお客さんが増えているそうです。
ネットショップの普及により店舗型のショップは将来どうなるか不安だとのことでした。
今後リーマンショック並みの金融危機が起こったって、コロナのような感染症が流行ったって食品製造業は存続し続けます。
食品を製造している食品工場は強いです。コンビニで売っている食料品のほぼ全ては食品工場で製造されたものです。
おにぎりだってお弁当だってパンだってお菓子だってアイスだってスイーツだってお惣菜だってすべて食品工場で製造されたものです。
食品工場の安定感は半端ないです。
引け目を感じる必要なんてないのです。
底辺というほど年収が低いわけではない
食品工場の平均年収は決して高くはありません。しかし「底辺」というほど低くはないです。
サカイの感覚では他業種より若干低いかな~くらいです。
多くの食品工場には繁忙期というものがあります。繁忙期は生産量が多く必然的に残業が発生します。ブラックな食品工場でなければ残業代がちゃんとつきます。
なので、残業が多めの食品工場であれば、
平社員でもそれなりの年収になります
先ほども書きましたが、食品工場の仕事は誰でもできる単純作業が多いです。なので、食品工場で働く人材のレベルはそれほど高くないです。
基本的に学歴がなくても問題ありません。高卒で十分です。特別な資格もスキルも必要ありません。コミュ障でも社会不適合者でも大抵は入社することができます。
これは、
逆に言えばチャンスです
少しの頑張りで出世しやすい環境であると言えます。サカイは現在係長職ですが、正直言ってサカイなんて一般的な企業であれば、非正規雇用レベルの実力です。
でも、食品工場の従業員のレベルの低さのおかげで(もちろんサカイ自身の頑張りも多少はありますが)係長職として働けています。
どんな小さな会社でも、その会社である程度の役職に就けば、それなりの収入を得られます。
役職になれば、一軒家を建てるくらいは稼げます。
食品工場は他業種と比較すると自分の頑張り次第で出世しやすいので、年収も上がりやすいです。
故に年収面においても決して底辺ではないといえるでしょう。
まとめ
食品工場で働くことは底辺ではありません。しかし、「職業はなんですか?」と問われて「食品工場で働いています」と答えるとき多少「引け目」を感じることがあります。
それは、食品工場という職種がエンジニアやウェブデザイナーや商社マンなどと比較した時イメージ的にあまりカッコイイものではないからです。
しかし、食品工場で製造した製品によってたくさんのお客さんが確実に喜んでくれています。人間は食べなきゃ、生きていけません。人間にとって必要不可欠な食品製造という職種が底辺なワケがありません。
また、年収面においても決して低いわけではありません。食品工場は頑張れば出世しやすい環境でもありますので、年収アップも期待できます。
食品工場が底辺なんてもってのほかです。食品工場がなければ、コンビニで売っている商品の大半は無くなります。
誇りを持って働こうじゃないですか!
というわけで、本日も最後までお読みいただきありがとうございましたー!
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