こんにちは。食品工場従事者のサカイです。
今回の記事は
食品工場で働く上での向き不向き
がテーマです。
食品工場は慢性的な人手不足なので、求人の応募は年中しています。
しかし、せっかく入社してもすぐに辞めてしまう方が多いです。
なぜなら、食品工場の仕事は他の職種と比較して「向き不向き」が大きく関係するからです。
というわけで、本日の記事では食品工場従事歴15年のサカイが、食品工場で働くのに向いている人と向いていない人について具体例を交えながらお話しします。
食品工場の仕事って?
まず、食品工場の仕事とは具体的にどのような作業をするのかというと、大きく二つに分けられます。
- 調理部門
- ライン部門
「調理部門?ライン部門?なにそれ?」
という方は、こちらの記事をお読みください。

調理部門の向き不向き
調理部門では
野菜や肉をカットしたり
ニーダーという巨大な釜で
炒めたり、煮たりします。
また、フライヤーで揚げ物(油調)をしたり、調味料を計ります。
調理部門は他の部門と比べると、比較的やりがいを感じやすいです。。
自分で作った大量の料理を、不特定多数の人たちが食べるわけですから、自ずとやりがいが生まれます。
特に料理が好きな方や食べることが好きな方であれば、楽しく仕事が出来るでしょう。
調理をしながら試食という名のつまみ食いも出来ますし、良いことだらけです。
料理好きの方は向いているでしょう。
逆に料理や食全般に全く興味のない人は苦痛でしかないでしょう。なぜなら、料理に興味のない人にとってはただの重労働だからです。
調理部門での作業は体力を使います。
調理の際は加熱しますから、夏場はめちゃくちゃ汗をかきます。滝のように汗が流れます。こまめに水を飲み塩飴などで塩分補給をしないと脱水症状になります。
調理部門では様々な料理をしますから独特な匂いがします。この独特な匂いは制服や体や髪に染みつきます。
小麦粉や澱粉などの調味料はいわゆる業務用なので一袋20キロほどあります。なかなかの力仕事です。
ワタシには無理だね
力仕事は男性がやるので大丈夫ですよ
料理に興味がない全然ない人にとっては、過酷な力仕事でしかありません。
ライン部門の向き不向き
食品工場の仕事というと多くの人が思い浮かべるのがライン作業なのではないでしょうか?
ベルトコンベアーから延々と流れてくる容器やトレーなどににひたすら盛り付けをし続ける
そういうイメージだね。大変そう
ライン作業はそれはそれは、向き・不向きが大きく関係します。
向いている人は特に苦痛を感じることなく平然とこなしますが、不向きな人がライン作業に入ると…危険です。もう、この世の地獄みたいな顔になり、目が完全に死んでしまって…、
新人さんでキツそうな顔をしている人は大抵1~2週間で退職されますね
ライン作業に向いている人の特徴
「きつい」とか「地獄」とか言われることの多い「ライン作業」。
では一体どんな人が向いているのでしょうか?
- インドアな人
- 大人しい人
- 休みの日に誰とも喋らなくても苦ではない人
- 人とのコミニュケーションは最低限で構わない人。
- 温厚な人
- イライラしない人
- 編み物やパズルが好きな人
- 手先が器用な人
ライン作業は地味でつまらない作業です
この地味さ、つまらなさを
自分の中で割り切り許容できるかどうかが大事です。
そして、そんな地味でつまらない作業のなかにも自分なりに面白みを見い出す能力も大事です。
ライン作業をしている間は、基本ひたすら黙々と手を動かせば良いわけですから、少なくともライン作業に入っている間は人間関係というものがほぼありません。なので、人と関わることがめんどくさいなーという人に向いています。
ライン作業に向いている人は上記のようなタイプです。こればっかりは、生まれつきの性分ですね。
ライン作業に不向きな人の特徴
逆に向いていない人は
- アウトドアな人
- 目立ちたがり屋
- 短気な人
- 手先が不器用な人
- 1日中室内にいると気が滅入る人
- 人とコミニュケーションを頻繁に取りたい人
食品工場は内勤です。
なので外出することは基本ありません。
澄み切った青空の快晴の日でもずっと室内で盛り付けです
コンベアーのスピードは速いですから、盛り付けは手際よくやらないとどんどん追われます。手先が不器用な人はきついです。短気な人であればすぐにイライラしてしまうでしょう。
おわりに
というわけで、食品工場で働く上での向き不向きについてでした。
向き不向きは生まれ持った性分ですので変えることはできません。今回の記事を読んで「向いてないかも」と感じた方は、食品工場で働くことはお勧めしません。
なぜなら、食品工場に向いていない人が辛そうにしているところを、サカイはこれまでたくさん見てきたからです。
「向いているかも?」と思った方は食品工場で働きましょう。向いている人にとってはこんな楽な仕事はありませんからね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございましたー!
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