こんにちは。食品工場従事者のサカイです。
本日の記事では、食品工場で正社員として働くか、それとも非正規雇用、つまりパートとして働くか、双方のメリットデメリットについてお話しします。
サカイは食品工場のフルタイムのパート従業員として6年間働いた後に転職し、今は別の食品工場で正社員として働いています。
食品工場で正社員とパートのどちらの経験もあるサカイが、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
正社員とパート・アルバイトの比率
食品工場の従業員構成は、従業員が100人いる工場であれば社員は10人から20人程度です。もちろん工場によって様々ですが、サカイの経験上、これくらいの割合です。
残りの80人から90人はパートやアルバイトになります。
これは別に食品工場に限ったことではなくて、全国チェーン展開している某ハンバーガー屋や某牛丼屋なんかでもだいたい1店舗につき社員は2名ほどで残りの7~8人はアルバイトやパートで運営しています。
人件費削減のためアルバイトやパートに頼って成り立っているのが現在の日本企業です。
だから、教育のなってないアルバイトの学生がふざけた動画を撮影して炎上したりする事件が起こるわけですね。
社員になるということは…
社員になるということは、必然的にパートやアルバイトよりも上の立場として働くということになります。つまり、パートやアルバイトよりも仕事内容を把握していなければなりませんし、なにか問題が起これば、解決しなければなりません。
「こういう場合は、こうしてください」
とか
「じゃ、一旦その作業は中断して、これをやってください」
と、臨機応変な対応力や的確な判断力が求められます。
要は、社員は責任が重いのです。これに尽きます。
責任が重いということはストレスが溜まります。
慢性的なストレスは健康を害します。
責任が重いということは大きなデメリットのように思われがちですが、サカイ的には決してそういうわけでもないと思います。
責任が重いからこそやりがいがあります。
大変だったり、
苦しかったり、
困難だったりして
ストレスは溜まりますが、だからこそ上手くいったときの喜びというのもあります。
ゲームでもイージーモードで全クリするより、ハードモードで全クリしたほうが喜びは大きいですよね。ハードモードは、ムズいので何回もゲームオーバーになりストレスは溜まります。でも、だからこそクリアした時に大きな喜びがあるのです。
社員として働くことは時にハードモードです。しかし、だからこその達成感があるのではないかとサカイは考えます。
正社員は勤続年数を重ねれば重ねるほど収入が増える
サカイは食品工場でパート、正社員どちらでも働きましたが、一番の大きな違いは収入です。ま、当たり前なのですが正社員の方が貰えます。
パート時代は
最低賃金の時給×働いた時間
がそのまま収入となっていました。
サカイはパートで6年働きましたが、1年目も6年目も同じ時給でした。
1年目はサカイ自身ニートから働き始めたということもあり、たいした働きは出来ていませんでした。
しかし、6年目は、仕事にも慣れ、ぶっちゃけ正社員よりも仕事がテキパキと出来ていました。
しかし、収入は1年目と同じ額でした。パートやアルバイトでいる限り、いくら仕事が上達しても収入は全く上がらないのです。
社員は毎年昇給があります。勤続年数が長ければ長いほど収入は上昇し続けます。また、日々の頑張りも査定されボーナスという形で反映されます。
収入が毎年上昇するというのは正社員の特権でしょう!
食品工場でパート(非正規雇用)で働くメリット・デメリット
食品工場でパートとして働くメリットは責任が軽いということです。
指示された作業をひたすらこなせば良いだけです。ホント、ただそれだけです
何かミスをしたとしても、激しく怒られることはないでしょう。
なぜかといえば、食品工場は慢性的な人手不足だからです。求人を募集してもなかなか人が集まらないのが現状です。何人か採用できたとしても、大抵は1カ月程度でやめてしまわれる方が多いです。
食品工場は人手が少ないと、生産が進むスピードも遅くなります。生産終了が深夜になってしまうこともあります。つまり人手の確保がとても大事なのです。
故に、パートさんがどんなミスやヘマをやったところでキツく怒ったりはできないのです。
責任が軽い→ストレスが少ない
となりますので、これはパートとして働く上で大きなメリットとなるでしょう。
自分の都合で働く時間を指定できる
現在、多くの食品工場では、
週に何回出勤して、就業時間は何時から何時まで働くのか
を面接時にご相談いただければ、ご要望にお応えしますよ、というのが主流です。
極端な話、パートであれば
「週に一回 午前10時から午後2時までの4時間だけ働きたい」
という要望でも通ります。
自分の働きたい時間を指定できるというのはパートの大きなメリットでしょう。
非正規雇用のデメリットはやはり収入面
サカイは食品工場でフルタイムのパートとして働いていた時、月収は手取りで12万から15万程度でした。今でも忘れもしないのが、2月の閑散期。
2月はただでさえ28日間しかないのにも関わらず閑散期だったのです。
なので定時割れすることも多々あり、
「パートさんは帰っていいよー」
と社員から言われサカイは早々と退社していました。
そんな2月の給与明細をみて驚きました。
手取り額が
93558円
えっ!10万以下ですかぁぁーー!
さすがに、ショックでしたね。
当時は、実家暮らしで車もなかったので生活する分には全く困りはしませんでしたが、… とは言っても20代後半でしたし、学生時代のアルバイトの額と大差のない金額に凹みました。
サカイが勤めていた食品工場はコンビニ系でしたので、365日稼働していました。しかし、カレンダー通りに休む食品工場でパートとして働く場合は、ゴールデンウィークやお盆休みで5連休とか、ある年なんかは10連休とかもあり得ますので、そうなると、時給制のパートはなかなかキツい思いをするでしょう。
まとめ
本日の記事では食品工場で
正社員
パート(非正規雇用)
それぞれで働くメリット・デメリットをお話ししました。
正社員として働くか、パート(非正規雇用)で働くか
どちらが良い・悪いはありません。
結局は人それぞれの考え方です。
もしサカイが今の食品工場を辞めて、転職し、別の食品工場で働くことになったら、おそらく正社員として働くという道を選ぶと思います。しかし、決して正社員一択ではないです。
パートで働くという選択肢もそれなりの確率であります。なぜなら、パートとして働くメリットも(上記で紹介したように)たくさんあるからです。
サカイは現在アラフォーですが、今後50歳代以降で尚且つ独身のままであれば、いっそ、もう責任の軽いパートとして働きつつ趣味に生きる道を選ぶかもしれません。一人でなら十分生きていけます。
現にサカイはパートとして6年間働いていた時期に一人暮らしをしていました。当時は年収200万程度で月収は手取りで12から15万程度でしたが、生活はできていました。さすがに車は持てませんでしたが、車がなければいけます。経験則としていけることを知っています。
就業時間もサカイの方で指定し、残業はできませんということをきちっと明確にさせた上で入社すれば、パートとして働くこともアリかな、と。
もちろん正社員として働くことも良いです。責任が重いというのは裏を返せばやりがいがありますし達成感もあります。
週末に今週は「良い仕事が出来たぁー」と達成感を味わい飲むお酒は最高ですし、働いたからこその休日のありがたみがあります。
どんなにおいしい料理でも腹いっぱいの時だとまずいですよー。空腹だからこそおいしいのです。
刺激や緊張感や苦痛も人生には必要です。そういった負荷があるからこそ解放した時の喜びがあります。
というわけで、本日の記事では。食品工場の正社員とパート(非正規雇用)での働き方についてお話しました。
これから食品工場で働こうかなーと考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございましたー!!
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