こんにちは。食品工場従事者のサカイです。
食品工場では多くの女性が活躍しています。
主婦やシングルマザーや独身の女性がパートタイマーとして働いています。
もちろん、正社員として働く女性もいますが、割合としてはパートが多くを占めています。
今回の記事では、食品工場従事歴15年のサカイが食品工場における女性パート従業員について、様々な角度からお話しします。
「これから食品工場で働いてみようかな?」と考えている女性の方の参考になれば幸いです。
食品工場という組織は…
食品工場という組織は、100人従業員がいるとしたら70人はパート。残りの30人が社員です。
パート従業員70人中50人ほどは女性です。
もちろん、食品工場によって割合は変わりますが、おおよその割合はこんな感じです。
食品工場は女性パート従業員の働きで日々運営されていると言っても過言ではありません。
これは言い換えれば、女性パート従業員がいなければ食品工場は成り立ちません。
女性パート従業員がストライキを起こしたら、食品工場は生産が出来ず、大損害をこうむります。
そのため、食品工場では女性パート従業員に対してあらゆる面で優しく対応してくれます。
これは、女性が食品工場で働く上でのメリットの一つと言えるでしょう。
就業時間の自由
多くの食品工場では慢性的な人手不足に悩まされています。求人を出してもなかなか応募が来ないのが現実です。
なので、最近の食品工場では、就業時間に可能な限り融通をきかせてくれます。
求人票に
勤務日数・時間は応相談
と記載されているのをよく見かけますよね。
例えば、小学生の子供が学校に行っている時間だけ働きたいので
午前10時から午後2時まで
というのも可能です。
実際、サカイが働いている食品工場でも午前10時から午後2時までの主婦のパートさんはいます。
あるいは子供がまだ幼稚園生なので9時30分から11時30分まで働いて土日は午前10時か午後3時まで働きたいというのも全然アリです。
空いている時間を有効活用して、ちょっとだけでも良いから稼ぎたいという主婦の皆さんに、食品工場はとても適していると言えるでしょう。
どんな女性が働いているの?
女性パート従業員の皆さんの多くは主婦です。
30代から60代くらいの主婦の皆さんがメインです。いわゆる「パートのおばちゃん」(サカイはこの言い方好きじゃないですが)というやつですね。
他にはシングルマザーの方も最近は多いです。独身の女性もいます。
中には中国人やフィリピン人などのアジア系の外国人もいます。
勤務時間は環境に合わせていつでも変更可能
子供が中学生になったのを機に勤務時間を延ばす方や、シングルマザーのパートさんが社員になるケースもあります。
環境の変化によって働き方を変えることが出来ます。
また最近の食品工場はパートと社員の間に
準社員
という雇用形態を採用していることが多いです。
パートよりは給与が高くてボーナスも出るが、正社員と比較すると少な目。
その分正社員よりも責任が軽い。
まさにパートと社員の中間です。
女性パート従業員が社員を目指す場合、まず「準社員」として働いて様子を見ることが多いですね。
女性パート従業員の立場は弱い?
昔、「ハケンの品格」というドラマがありました。
このドラマでは、派遣社員と正社員の対立が描かれていましたが、食品工場におけるパート従業員と社員には全く対立はありません。
上下関係もありません
厳密には社員の方が作業の指示を出しますので、立場的には上ですが、だからと言って社員がパートさんに偉そうな口を利くことはまずないですね
食品工場では社員もパートも作業内容に大きな違いはありません。
やることは基本的には同じです。
むしろ、あれもこれもとフォローする社員と違ってパートさんは一つの作業を担当することが多いので、広く浅くの社員より、パートさんの方が作業が上手です。
なかには、20年以上働いているベテランのパートさんなんかは、そこら辺の社員より遥かに仕事が出来ます。社長をはじめとした取締役ともタメ口で話していたりします。
食品工場では、女性パート従業員だからと言って立場が弱いということはまずあり得ません。
むしろ、立場は強い
女性同士の戦いは…ある
役職者や社員と比較しても決して立場が弱くない女性パート従業員。
勤務時間も自由に選択できるし、社員は優しく接してくれるし、良いこと尽くめのように思われますが、注意すべき点もあります。
それは、女性パート同士の間での派閥やヒエラルキー問題です
食品工場の従業員の多くは女性のパートさんですので、女性同士の間での抗争が勃発します。
やはり何十人とい女性が同じ空間で作業していると
- 作業が遅い
- サボってる
- また同じミスしてる
- ちゃんと掃除してない
- 盛り付けが汚い
- なにあの口の利き方失礼じゃない
などなど、不平不満が出るものです。
ちょっとしたことがきっかけで大きなケンカが勃発することもあります。
サカイが以前勤めていた食品工場では女性パートさん同士で怒鳴り合いのケンカがはじまったり、ヒステリーを起こした人なんかもいて、工場が騒然としたこともありました。
この抗争に関しては男性社員ではなかなか手が付けられません。
では、誰がこのようなケンカを成敗するのか?
それは、女性パート従業員のなかのボス的存在のリーダーです。
どこの食品工場にも、ボス的存在のスーパーパートおばちゃんがいます。
もはや、カリスマ的存在です。
社長や工場長などよりも、ある意味強い存在です。影の実力者といった感じですね。
女性パート従業員の仕事内容
食品工場での女性パート従業員の仕事は主にラインでの盛り付けやトッピング。箱詰めや仕分け。または調理部門での野菜などのカット。自動洗浄機のない食品工場であれば、バットの洗浄作業。容器のサーマル(シール)貼りなどです。

食品工場では重量のある原料の搬入や調理部門での大量調理など力仕事もたくさんありますが、これらは男性が担当しますので、女性は基本、ラインなどに入ってひたすら作業し続けるといった内容の作業がメインとなります。
コツコツとひたすら作業し続けるというのは案外大変なものです。向いている人であれば
「こんな楽な仕事はない」
と感じるでしょうが
不向きな人からすれば
「きついわー。地獄っ!」
と感じるでしょう。
食品工場の単純作業は向き不向きが大きく関係しますので、その辺は自分の性格や適性から判断しましょう。
「向いていないかも?」という方は、食品工場はやめておいた方が無難でしょう。
食品工場で恋愛はあるのか?
食品工場で働く女性は主婦の方が多いですが、中には独身の女性もいます。
仕事に行くわけですから食品工場での恋愛を考えるかたは少ないでしょうが、一応サカイの経験上のお話をしますと、独身の妙齢の女性が入社されると、男性従業員の誰かしらがアプローチすることが多いです。
食品工場で働いているとなかなか出会いはありませんから自然の成り行きなのかもしれません。
詳しくはこの記事をどうぞ

まとめ
というわけで、本日の記事では食品工場での女性パート従業員について様々な角度からお話ししました。
まとめると
- 勤務時間の融通が利く
- 社員は優しく対応してくれる
- 女性パート従業員の立場は強い
- 女性パートタイマーから社員の道もある
- 女性同士での人間関係は若干面倒かも
- 仕事内容は単純作業がメイン
- 単純作業は向き不向きが大きく関係する
- 独身女性は男性社員にアプローチされるかも
といった感じです。
食品工場で働いてみようかなーと考えている、主婦をはじめとした女性の皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。
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