食品工場のすべて

【どっちが良いの?】食品工場における「シフト制」と「カレンダー通り」双方の休日体系のメリット・デメリットについて解説します。

こんにちは、。食品工場従事者のサカイです。

本日の記事では食品工場における

「シフト制」と「カレンダー通り」

どちらの休日体系が良いのかについてお話しします。

サカイが前職で勤めていた食品工場はコンビニの弁当を製造する食品工場でした。

コンビニは24時間365日営業しているので、コンビニへ弁当を供給している食品工場も当然365日稼働します。故にシフト制でした。

現在、サカイが勤めている食品工場は土日と祝日が休みで、その他にもゴールデンウィーク、お盆、年末年始はだいたい5~8連休ほど休日があります。

シフト制とカレンダー通り、双方の休日体系を経験したことのある食品工場従事歴15年のサカイがズバリどちらが良いのかについてお答えします。

シフト制の食品工場のメリット

平日に休める

シフト制の最大のメリットは平日に休めることです。これが最大のメリットです。

なので

平日に休める?別にメリット感じないけど?だって日曜日が休みの方がいいじゃん!

と思ったあなたは…シフト制には向いていません。カレンダー通りの休みの食品工場にしましょう!

カレンダー通りの休みというのは、学生時代と同じ休日体系です。

サカイ

学生時代と同じと言っても夏休みと冬休みはないですよ

  • 平日の昼間の空いている映画館で映画鑑賞とか
  • 平日のガラガラのショッピングモールに行ったりとか
  • 日曜日は激混みの人気のお店に平日の空いている時間にランチするとか
  • 平日でみんな働いている昼間からお酒飲んだりとか
  • 平日の午前中。快晴の青空の下、散歩したりとか

最高です。

平日休みの優越感は半端ないです。もはや特権といっても過言ではないでしょう。

サカイ

学生時代、風邪で休んで平日の昼間に「笑っていいとも!」を見た時の優越感をサカイはいまだに覚えています。

ビバちゃん

「笑っていいとも!」ってなにー?

サカイ

「ごきげんよう」の前にやってた番組です。…わかりにくいですか?「笑ってる場合ですよ!」の後番組と言った方がわかりやすいかな?

ビバちゃん

・・・・・・・・・・・・

役所・銀行・病院に行ける

シフト制だと役所や銀行や病院に好きな時に行けます。

カレンダー通りの休みだと、土日は閉まっているためなかなか行けません。

行くにしても、わざわざ会社に届け出を提出しなければなりません。それに、役所・銀行・病院というのはプライベートなことですから、会社の人にあまり言いたくないものです。

忙しい日に休みだとラッキー

食品工場は忙しい日とそうでもない日が存在します。

急な生産が入ったり、クレームが発生したりと、突発的な要因によって

明日は忙しいなぁー

という日がありますが、シフト制の場合、そんな日に休みだと非常にラッキーです。得した気分になります。

サカイ

あまりにも忙しい際は「悪いけど明日出勤してくれる?他の日に休み入れるから」というケースもあります。

クズ上司と会わずに仕事が出来る日がある

どんな職場にもクソ上司はいます。

カレンダー通りの休みだと仕事に行く限り毎回クソ上司と顔を合わせなければなりませんが、シフト制の場合は、月8日休みの場合、運が良ければ、月に8回クズ上司と顔を合わせなくても良い可能性があります。

もちろん、自分の休みとクズ上司の休みが被る場合もあります。

シフト制食品工場のデメリット

予定が合わない

食品工場や小売業のサービス業でシフト制は珍しいことではありませんが、多くの社会人はカレンダー通りの休日体系で暮らしています。

なので、恋人や友人と遊ぶときはだいだい土日に集中しがちです。しかし、シフト制だと土日が休みの確率は低いです。なかなか予定が合わないため、せっかくの休日なのに1人で過ごすことが多くなってしまいます

世間が大型連休のなか働くとメンタルがエグられる

サカイが個人的に最もきつかったのは、テレビなどで

今年のゴールデンウィークは最大で10連休です!

という女子アナのアナウンスを耳にしながらも、自分は6連勤みたいな時です。

もうね、働くのが嫌になりますよ。

日曜日もそうですが、大型連休になると外の空気感が明らかに違うんです。なんかわからないですが、外の空気が「今日は休日でーす!みんなゆっくりしましょうねー!」みたいな雰囲気になっているのです。

サカイの被害妄想かもしれませんが、外を歩いている歩行者もなんだか「今日は休みで幸せだなー」みたいな顔をしているのです。

そんな幸福感で満ちているなか仕事に向かうのは、きついです。

サカイ

ゴールデンウィークに連日天気が悪かったりすると「ざまーみろ」と内心思っていましたね

ビバちゃん

そういうとこあるよね。なおしな。

元日に働く苦しみ

GWよりもヘビィなのは、年末年始です。サカイはシフト制の頃、休日希望をあまり出さないタイプでしたので、12月30日から1月4日までの6連勤なんてのがありました。しかも、3年連続で。

精神的に苦しかったです。なんか妙なトランス状態になったことをおぼえています。

連休がない

シフト制は月8日休みの場合だと

3連勤のあと1日休み

くらいのペースになります。

3日働いたら1日休めるというのは気が楽なものです。しかし、連休を取った場合、その後の出勤数が過密になります。

極端な話、月8日休みで8連休を取ってしまえばその後23連勤というケースもあり得ます。

故にシフト制で、連休が取りにくいのが現状です。

サカイ

連休を取ると連休明けに体がきつくなるからあえて連休は取らない」という人がいました。1日だけの休みだと休んだ感じがしないし、だからと言って2連休だと体がきつくなるしっていうジレンマ。シフト制あるあるです。

カレンダー通りの休日の食品工場のメリット

予定が合わせやすい

世間の大半はカレンダー通りの休日体系です。土日・祝日、大型連休に休みだと、友人や親戚や恋人などと予定が合わせやすいです。

人は一人で生きているのではありません。休日は誰かと会って会話することは大事です。息抜きになります。休日に予定を合わせやすいという点は大きなメリットです。

小さな子供がいるなら絶対にカレンダー通りの休み一択

結婚して小さな子供がいる人は絶対にカレンダー通りの休日体系が良いです。せっかく子供が学校の休みの日に仕事だとなかなか親としては辛いものがあります。

子供が天使のように可愛い年頃なんて僅か数年です。そんな貴重な時間はフルに子供と一緒にいたいですよね。であれば、カレンダー通りの休みは必須です。

やはり、大型連休は休みたい

日本人であれば、ゴールデンウィーク、お盆、正月は休みたいものです。特に年末年始に休めるか休めないかは大きいです。

先述したように、シフト制の頃サカイは3年連続で12月30日から1月4日までの6連勤をこなしていました。正月くらいは休まないとダメでしょ!

近年は政府主導で「元旦は休もう」キャンペーンが行われてますが、大いに賛成です。もっと拡大して大晦日から三が日の4連休を国民の休日にしても良いくらいだと思いますが、現実問題は無理でしょうね。

カレンダー通りの休日の食品工場のデメリット

どこもかしこも混んでいる

日曜は行楽地はもちろん、スーパーでもホームセンターでも映画館でもニトリでもイオンでもラーメン屋でも…もうどこに行っても混雑しています。

混雑している方が賑わっていて楽しい!と思う方は結構ですが、多くの人は人ゴミにストレスを感じることでしょう。

サカイは、シフト制で働いていたころの平日の空いている快適さを経験しているため、日曜日の込み具合には辟易してしまいます。

通勤時の満員電車&渋滞

サカイはマイカー通勤なのですが、毎日、渋滞に巻き込まれています。はっきりいって、車より自転車をこいだ方が早く会社に着きます。それくらいひどい渋滞の中、毎日通勤しています。最近は車の燃料が高騰していますので余計に辛いです。

バスや電車通勤であれば、満員で朝から揉みくちゃになることでしょう。

もちろんシフト制でも平日出勤はありますが、土日や祝日の際の出勤のストレスフリーを味わえる分シフト制の方が優位でしょう。

平日に休めない

土日、祝日が休みということは、平日に休めないとうことです。

シフト制で平日休みの素晴らしさを知っているサカイとしては、今の職場で働く限り、この先一生平日に休むことはないんだな…と思うと重い十字架を背負ったかのような儚い気持ちになります。

平日の天気の良い快晴の午前中にふらふら散歩して、適当な店にフラっと入って食事したり出来ないのかと思うと悲しいですね。

というわけで、食品工場におけるシフト制とカレンダー通りの休みのメリット・デメリットを解説しました。

では、次に「シフト制」「カレンダー通りの休み」。それぞれを採用している食品工場の特徴について紹介します。

シフト制の食品工場とは?

シフト制が採用されている食品工場は主にコンビニへ食品(チルド食品)を供給している食品工場です。

コンビニは365日営業(近年、元日は休むコンビニも多いですが)していますから、コンビニへ供給する食品を製造する工場も当然365日稼働しなければなりません。

他にも、365日稼働し、製造し続けなければ供給が追い付かない人気商品を抱えている工場は365日24時間稼働しています。

一般の企業で365日営業は珍しいですが、食品工場では割とよくあることです。

カレンダー通りの休みの食品工場とは?

カレンダー通りの休日体系を採用している食品工場の特徴は〝メーカー〟であることです。

メーカーとは「作り手」あるいは「製造元」という意味です。メーカーの食品工場は運営権・裁量権を自分たちで握っていますので、カレンダー通りに休めるのです。

メーカーの食品工場を端的に表す例として、食品工場の業務の一つであるサンプル作りを挙げるとわかりやすいです。

コンビニ系食品工場のサンプル製造は、セブンイレブンやローソンなどから、新製品のサンプルのレシピが送られてきます。

製造方法や配合や、各工程での注意点などが細かく記載されたレシピが届くのです。

そのレシピ通りに再現するということがサンプル製造の際の最も大事にポイントです。

あらかじめきっちりと指定されたレシピを基に「この通りに作ってくださいね」ということです。

メーカーがサンプルを製造する場合は、1から自社で考えます。原材料の選定から配合から原価設定から、自分たちで考えます。もちろん、相手先の要望もありますが、「細かいことはそちらにお任せしますので」的な言われ方をする場合が多いです。

サカイの結論:カレンダー通りの休みの食品工場にしておけ!

シフト制、カレンダー通りの休みについて解説してきました。どちらも経験したサカイの結論としては、

カレンダー通りの休みをおすすめします

もちろん人によってはシフト制の方が良いという方も当然いるでしょう。サカイ自身、シフト制の頃の平日休みの素晴らしさは誰よりも強く感じています。

しかし、総合的に勘案すると、カレンダー通りの休みに分があります。

土日・祝日、大型連休など世間が休みの日に自分も休める

これが最大のメリットです。

特に正月ですね、シフト制だと正月もお構いなしに出勤ですが、

正月は休みたいっすよ(切実)、やっぱり。


平日休みは素晴らしいですが、それは、将来、退職したら老後は毎日が休みになるわけですからその時にいくらでも味わうことにしましょう。

というわけで、本日は食品工場における休日体系はシフト制かカレンダー通り、どちらが良いのかについてお話ししました。

最後までお読み頂きありがとうございましたー!

サカイ

本ブログ「ビバ!食品工場従事者のキモチ」を開設してかれこれ10カ月ほど経ちました。もし、「このブログを定期的に読んでるよー」という方がいましたら「コメント」か「お問い合わせ」から一言ぜひください。一人も読んでいないんじゃないか?という中で日々更新していますので、今後の励みになります!

ABOUT ME
サカイ
24歳からコンビニ系の食品工場で6年程パート勤務。その後、転職し冷凍食品系食品工場で正社員として働いています。食品工場で実際に働くリアルなキモチを執筆しています。 サカイのツイッターはこちら

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