こんにちは。食品工場従事者のサカイです。
本日の記事では
食品工場の仕事ってつまらないの?
という疑問について食品工場従事歴15年のサカイがお答えします。
これから食品工場で働こうかなぁーと考えている人で
- 特にやりたい仕事もないしさぁ~
- とりあえず食品工場で働いてみるか?
- でもなぁー、つまらなさそうだなぁ…
と思っている方はぜひ今回の記事を最後までお読みくださいね。
結論:毎日が代り映えしないという点においてはつまらない
食品工場の仕事は内勤です。工場内で毎日作業します。で、製造するものは基本的に同じです。
同じ建物の中で、同じメンバーで、同じ作業をして、同じ製品を作り続けます。
毎日が平坦であり、代り映えしません。
正直、つまらないです
例えば、コンビニ弁当を製造している食品工場であれば、季節によって商品のラインナップは変わりますし、新商品は毎週リリースされます。
しかし、だいたいが似たような製品ばかりです。
また、近年、小規模な食品工場では小回りの利くフットワークを生かし、消費者の細かいニーズに応えるため多品種少量生産の割合が多くなってきています。
とはいえ、水産加工系の食品工場でショートケーキは製造できませんし、逆もまた然りです。いくら多品種とはいえ製造するものは似たようなジャンルの製品ばかりなのです。
なので、使用する食材や原材料、作業工程は製品が変わったところで毎日同じなので、刺激が少なく、飽きやすいです。
仕事に刺激を求める人は接客業一択
サービス業、接客業、営業職などは毎日いろんな人と接するので、つまらないという感情は湧かないです。
結局、人間は人間によって刺激され、感化され、生きているのです。
喜怒哀楽の多くは対人関係の中から生まれます。
仕事に、あるいは、人生に刺激を求め、退屈を嫌う人は、接客業一択と言えるでしょう。
でも、食品工場が良いんでしょ?
そっか、じゃ接客業をやろう!
という方は、そもそも初めから食品工場で働くという選択肢は微塵も浮かばなかったはずです。
食品工場で働こうかなぁーと考えている人は
- 人とのコミニュケーションが苦手だったり
- 内向的だったり
- 自分に自信が無かったり
- 特にやりたいことが見つからなかったり
- 技術職に就くスキルが無かったり
- 今現在ニートだったり
このようなタイプがきっと多いことでしょう。
サカイだってそうです。
食品工場で働くのが子供の頃からの夢だったわけではありません(当たり前や)。
こんな自分でも食品工場でなら働けるかもな…という理由から働き始めました。
だから、つまらなくても、刺激が無くても、食品工場で働くしかなかったのです。
どんな仕事もルーティンだぞ
食品工場で働き続けて15年が経ち、アラフォーの中年になった現在思うことは、
程度の差はあるものの
どんな仕事もルーティン作業だぞ!
ということです。
- 食品工場だって
- 営業マンだって
- サービス業だって
- アナウンサーだって
- バスの運転手だって
その仕事に慣れてしまえば、毎日ひたすら同じことを繰り返すルーティン作業になります。
結局は自分のキモチが一番大事なのです。「これでいいのだ!」と思えればそれでオーケーなのです。
自分の意識次第で世界は変わります。
「ものづくり」は楽しい
サカイの大学時代の先輩に、食品工場を退職して、現在はお酒の卸売業をしている人がいます。
今回の記事を書くにあたり、「食品工場はつまらなかったですか?現職と比べてどうですか?」と質問したところ
先輩曰く
卸売業はクソつまらないよ。
今考えればなんだかんだで食品工場は「ものづくり」だから楽しかったね
サカイが勤める食品工場の事務員と話した際は
事務仕事は暇すぎてつらいです。
サカイさん誰にも言わないでほしいんですけど、ここだけの話、何もやることないのに仕事をやっているフリをするのがキツイです。
定時まで長くて死にそう。
「今日は上手くできた―」とか「失敗した―」とか言って、工場の人たちっていつも楽しそうですよね。羨ましいー。
「ものづくり」というのは
卸売業や事務員など、一日中デスクワークをしている人たちから見ると面白そうに映るようです。
「隣の芝生は青くみえる」ってことですな。
食品工場の仕事に限らず、どんな仕事でも、
つまらないと感じるのは自分次第
逆に
オモシレーと感じるのも自分次第
なんです。
食品工場は「ものづくり」の仕事ですから、自分の意識次第では面白みを見い出しやすい職種といえるでしょう。
仕事がつまらない根源的な理由は?
食品工場に限らず仕事がつまらないと感じる理由は主に二つあります
- 好きなことじゃないから
- 雇われの身だから
好きなことじゃないから
サカイが思うに世界で一番幸せな人は「好きなことを仕事にできている人」です。
人生の大半は仕事です。その仕事が好きなことならもう勝ち組です。例え収入が低かったとしても好きなことを仕事にして生活が成り立っているのならこんな幸せなことはないでしょう。
多くの人は自分の好きなことを仕事に出来ていないから仕事がつまらないのです。
もし、好きなことを仕事に出来る可能性が今からでもあるのであればトライすべきです!
雇われの身だから
会社員に会社運営の裁量権や権限は当たり前ですがありません。だから、つまらないのです。
もし、起業して自分が社長になれば、自分の権限で1から10まですべて意思決定できます。
成功も失敗も自分次第です。成功すれば、会社の利益はダイレクトに自分に帰ってきます。
このように自分が事業主になれば毎日がスリリングでやりがいがあり充実しまくりで「つまらない」なんて思う暇はありません。
でも、多くのサラリーマンが起業するなんて実際問題無理ですよね。
そこで、良い案があります。
今現在働いている会社を自分が経営する会社だと思い込み仕事をするのです。
そうすると、
- 視野が広くなります。
- 会社の損益を自分事として考えるようになります。
- 会社の損害を自分の痛みとして肌で感じることになります。
- 会社の成功を自分の喜びにできます。
自分の会社だと思えば、
- 過剰在庫は抱えたくない
- ロスは減らしたい
- 残業時間を減らしたい
そのためには
生産性を高めたい
という考え方になります。
このように自分の経営する会社だと思って働いていると
結果的に出世します
だって、会社を他人事としてではなく自分事として考えて仕事をする従業員は会社側から見れば超有能な人材だからです。
おわりに
本日は「食品工場の仕事はつまらないのか?」をテーマに深掘りしました。
ぶっちゃけ、毎日工場で同じような作業をしますので刺激が少ないので「つまらない」仕事といえるでしょう。
しかし、どんな仕事も慣れてしまえばルーティン作業です。
結局は自分のキモチ次第です。自分のキモチと折り合いをつけて「これでいいのだ」と思えれば良いのです。
とはいえ、食品工場の仕事は「ものづくり」ですのでやりがいは見い出しやすいです。
事務作業や卸売業などをやっている人から見れば食品工場勤務は「楽しそう!」と感じる方も実際にいます。
というわけで、最後までお読みいただきありがとうございました!